安芸南高校や済生会病院にはさまれた場所に、小高い山が存在する。周りは公園と遊歩道。建物に囲まれ、国道31号線からも見えずらくなっているが。これは、20数年前までは岬でした
いまでも、バス停に地名を残す「牛の首」
海田湾の埋め立てが行われる前、ここは、牛の首という岬でした。写真の水路より右側が海田湾埋め立て。安芸南高校の校舎で隠れているのが、牛の首の岬
遊歩道を歩くと、見えてくる
牛の首観音堂への上がり口。石碑が建っていた。
この岬の頂上に、観音堂が建っているのだが・・・石段は朽ちてしまい、このように立ち入り禁止となってしまっている。ちなみに、観音堂は昭和23年に、地元出身の政治家・水原七郎氏が作った。昭和25年、馬頭観音像が勧請された時には、田端義夫、二葉百合子、古賀政男さんらが、出演した祝賀記念式典が盛大に行われたそうです
牛の首の地名の由来は、先端部の半島が牛の首に似ていたから
この観音堂から望む海田湾は、昔から絶景として、風光明媚なスポットとして人気を得ていたが、埋め立てられ、海も見えなくなって、ほとんどだれも訪れなくなりさびれていった。
陸地から半島を結んだ場所。古い木々が縦長く並んでいる。埋め立ての前は、ここを歩いて、岬へ渡った
岬の端の地点から海田湾方面を望む。病院や工場が見える